おまとめローンができない場合は

さまざまなところでおまとめローンを申し込んだがまったくおまとめローン銀行審査にとおらない、おまとめローンを利用しても返済のめどが立たない、となったら債務整理を検討しましょう。自力では返済ができないところまで来てしまったのなら、専門家に助けを求める以外に方法はありません。おまとめローンと違ってブラック情報が記録されてしまうという大きなペナルティはつきますが、何もしないままでいるよりははるかに得策です。

債務整理には、利息あるいは返済額そのものを減らして返済して行く任意整理、個人再生、特定調停と、資産のほとんどを手放さなければならなくなるものの借金を完全になくすことができる自己破産があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

任意整理は、利用者と金融会社の間で話し合いを行なって返済額を減らす方法です。個人でも行なえる手続きですが、交渉がうまくいかないことがあり、手続きも大変なので、費用はかかっても専門家に依頼した方が良いでしょう。総返済額は利息の免除や、引き直し計算で明らかになった過払い金額を返済された金額として上乗せ減額、または取り戻して任意で返済に回すことができます。借金は3年以内に完済させる必要があります。

個人再生は、任意整理と自己破産の中間にある債務整理です。今ある借金を20%まで減額し、3年で返済しなくてはなりません。自己破産と違い、確実に返済できる見込みがないと利用できないので返済プランはしっかりと立て、提出しましょう。またこの制度は裁判所が間に入り、利用している全ての金融会社と交渉を行ないます。全債権者の同意が必要なので、ひとりでも反対者がいると個人再生はできません。

特定調停は、裁判所が間に入って減額の交渉をする債務整理です。返済期間は3年~5年です。任意整理に近いですが、裁判所が間に入るため、作成される調停証書は確定判決と同じ効力を持ち、支払いが滞ると警告なしに強制執行が行なえるなど、かなり厳しいものになっています。債務整理の中ではもっとも簡単で、費用も少なく、時間がかからないという特徴があります。

自己破産は、完全に返済できなくなった場合に、財産を手放すことで借金を免除してもらう方法です。財産といっても必要最低限の生活必需品は残してもらえますし、借家であった場合は財産ではないので追い出されることはありません。借金をなくすため、手続きに半年かそれ以上の時間がかかることがあります。借金した理由や返済できなくなった理由が、ギャンブルや浪費などといった問題行為であると自己破産はできないので気をつけましょう。自己破産にマイナスイメージをもたれている方も多いですが、これも生活を立て直すためのひとつの手段であり、決して全てを奪ってしまうようなものではありません。